ビオトープの池

ビオトープとは、生き物がありのままに生息活動出来るような場所を、人間によって再構成させた自然環境のことです

 



    

 

作成に入ってからほぼ一年が経過しました
池の周囲にも植物が根付き、池の中では多様な生物が住み着いて
自然な体系が出来上がりつつあります


 

2011年10月25日の様子です


《ビオトープの池、作成の過程を紹介します》

 

2010年11月

手作りでビオトープの池作りにチャレンジして見ました

最深部で60センチほどの穴を掘りました
池の直径は2.5メートルほど
ミニユンボを手配すれば簡単なのですが、作る楽しみのため、あえてスコップで手掘りしました

掘った穴に青ビニールシートをかぶせました
防水シートを小石や木の根から守るためです
もぐらの侵入防止にもなると思います

青ビニールシートの上に防水シートを重ねます

防水シートを守るため古くなった毛布などをかぶせてその上に掘り出した砂を10センチほど埋め戻し、更に10センチほど赤玉土を敷き詰めます

水張りテストです

水は500リットル入り水容器に四杯、2000リットル必要でした
水道水では使い切れないので、水の自噴している場所より汲んできました


池の周囲には土止め防止用を兼ねて草花や石を置いてみました

防水シートを真ん中に持ってゆかなかったため、水を張ると水圧でシートが引っ張られるため、短いほうが池の水平面ぎりぎりになってしまいました

左側は余っているのに右はぎりぎりです

 

 

 

池に橋を架けて周囲にはその辺にあった葉ランを植えてみました
池の中にはセリを植えてみました

このまま春を待って暖かくなったら魚たちを放流する予定です

12月26日

池の上流部です
池に水を導き入れる「せせらぎ」をこれから作ります

平成23年1月16日

年も明けてようやく暇になってきたので今日の日曜日こそと
手ぐすね構えていたら、朝は雪が降っていました

しかし間もなくお天気も回復したので、池作りの再開です

水張りをして見ましたが、水位が平らでないため水が流れてきてくれません

もっと深く掘るしかないかな・・・

2月7日

暖かくなってきたので再開しました

水位が思うように行かなくて苦労しましたが、二箇所にダムを作って水位を調整して見ました

一番下流の池と二番目の池との水位の差は20センチほど
二番目と一番上流の池との水位の差は10センチほど
合計30センチもの差がつきました

あとは三番目の池に流れ落ちる滝を作って、魚を放流して、水生植物を植えて、周囲に芝を貼れば完成です

右側は最上流部の滝に見立てた滝の部分です
ここから屋根から流れ落ちる雨水をタンクに貯めて
池に誘引します

大地震にも負けず放射能にも負けず完成しました!!

後は水生植物植えて生き物をいれればいいだけ

究極の雨水の利用法です
屋根からの雨を500リットルの水タンクに蓄えて
滝に見立てた場所から流し落として、川に見立てた池より
下流のビオトープの池に流します

6月30日

これ何だか分かりますか?

緋鯉の稚魚です
親戚で数千匹、いや万という数の緋鯉が生まれました

早速少しいただいて池に放流しました

 

10月25日。久しぶりの更新です

沢山の生き物も入り池の周囲の植物も繁茂してきて、自然な雰囲気になってきました
夏にいただいてきた200匹ほどいた緋鯉の稚魚も、自然淘汰で20匹くらいになりました
大きさも数ミリだった稚魚が大きいものは15センチくらいに成長しました