加曾利貝塚 散策        2016年2月        

 

 

加曽利貝塚は、千葉市若葉区の住宅街の中にあります。
国道126号と51号の中間地点

車では狭い路地の奥まった場所。
モノレールの駅からも決して近くないので、あえて行こうとしないとたどり着かない場所です。

貝塚は公園として整備されていて、市民の散策コースとしても利用されています。

 

貝塚は北貝塚と南貝塚に別れています。
北貝塚は古く今から約5000年前、縄文時代の中期と言われ直径130メートルのドーナッツ型をしています。
南貝塚は縄文後期(約4000〜3000年前)のもので、約1000年かけて造られた、長径約170メートルの馬蹄形の貝塚です。

 

園内に入ると、ボランティア活動をされている方の案内で貝塚を見て歩きました。
あたりには、貝や土器片が無造作に散らばっています。

 

ボランティアの方が様々な貝を拾って見せてくれました

 

中には縄文土器の破片も見つかります。
今から5000年前の人が作った土器の一部だと思うと感動しますね。


お出迎えの「かそりーぬ」君
頭の土器は同貝塚から出土した縄文中期の「加曽利式土器」で、首飾りは同貝塚で一番数の多い貝「イボキサゴ」。


展示品は石器、土器、土偶、石棒、魚 とりの道具、埋葬された人骨、沢山の道具、食べた 
多くの動物、色々の貝類などもみることが出来ます。

 

発掘された人骨のレプリカです。
骨格は太く、丈は160センチは超えるそうでした。

驚くほどに見事な衣類
何処かのデパートの陳列ケースと見がもうばかりです。

 

昭和25年ころの小学校社会科の教科書
記憶に残る本です。

南貝塚貝層断面観覧施設(縄文時代後期)

堆積時期の異なる両貝塚にはそれぞれ貝層断面観覧施設があり、採集時期による貝の大きさや種類などを比較しながら見学することができます。

 

南貝塚には、当時を模造した住居があります。