飯高檀林(飯高寺)

飯高寺(はんこうじ)とは、日蓮宗の僧侶を育てた飯高檀林跡のお寺です。
飯高檀林は日本で一番古い大学 「立正大学」 の起源でもあります。

 
 


駐車場から長いダラダラ坂を上りきると、山門前の急階段が待ち構えています。

 
 


階段をあがると、惣門へようやく到着しました。
紫陽花が今を盛りと、疲れた私を癒すように、出迎えてくれました。

 
 

 
 

 

門の入り口から、一面に森の世界が広がります。 
真っ直ぐと巨大な杉山、実際にこの景色を見ると圧倒され、癒されます。

 
 


講堂(本堂)へ向かって真っすぐな参道。
綺麗に掃き清められていました。

 
 


しばらく進むと、大きな建物が見えます。
飯高寺(はんこうじ)講堂です。

多くの寺院に見られる「本堂」ではなく「講堂」となっている点に特徴があります。
これは僧侶の養成・教育機関としての檀林の機能が、そのまま境内配置にあらわれた結果からです。

一応「お寺」なんですが、「檀家」が存在しないため、宗教法人ではありません。 
つまり、一般的なお寺としての活動はおこなっておりません。 

持ち主は宗教法人とかではないので収入が一切無く、維持するのが大変だそうです。
賽銭箱がありましたので、入れておきました。

 
 

 
 

 

 

立正大学発祥の地の石碑が境内にあります。

 

 
本堂を挟むように左手に「鐘楼」 右手に「鼓楼」があり、
「総門」とともに四つの建築物が国指定重要文化財になっています。

 
 

 
 

 
お寺の裏山から急な階段を上ると「神秘の森」と呼ばれる場所があります。
そこはまるで、エリア全体がパワースポットのようです!

そこには巨大な椎の木が二本。
板根も曲がりくねったダイナミックさで、今にでも木が歩き出しそうな感じです!

飯高寺から北西に約1kmに位置する安久山(あぐやま)地区には
県内最大、全国でも十指に入るという巨大椎の木がありますが、今回は行けませんでした。

 

 


飯高寺の近くには大きな桜の木「黄門桜」もあります。

黄門桜は元禄11年に、水戸黄門が飯高寺へ訪れたことを記念して
植えられた並木桜のうち唯一現存する由緒ある一本桜です。