銚子電鉄

 

 
  銚子電鉄は、地元では通称「銚電」として呼ばれて、人気なローカル線です。

銚子〜外川(とかわ)駅まで片道約6.4q、所要時間は約20分
往復しても1時間かかりません。

運行は通常、ローカル線らしく1時間に1本程度。
各駅周辺には、魅力的なスポットがたくさんあります。
 
 


ビデオ動画撮って見ました。

 

 


銚子駅。 車輛はディーゼルではなく、2001系電車です。
元は京王電鉄の車輛でした。

以後愛媛県の伊予鉄道へ渡り20年活躍し、車輌代替とともに2009年に銚子電鉄へ譲渡。
2010年から銚子電鉄で3度目の人生を歩んでいます。

 
 

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乗客は、観光客より地元らしき利用者が、意外と多いです。
同じ県内の観光列車 いすみ鉄道や小湊鉄道とは、ちょっと雰囲気が違います。

 
 

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停車駅は銚子始発駅から、終点外川まで10駅
各駅周辺には、魅力的なスポットがたくさんあります

 
 

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仲ノ町(なかのちょう)駅には、銚子電鉄の本社があります。
本社と言っても年季の入ったとても狭い所なので、ビックリするかも!?
売店では、銚子電鉄のグッズや合格切符、ぬれ煎餅等を販売しています。

次の観音駅は飯沼観音や銚子漁港第一卸売市場への最寄り駅です。
飯沼観音へは徒歩約4分、銚子漁港へは徒歩約10分で行けます。

 
 

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本銚子駅 ネーミング名では「本調子、上り調子」。

以前はトタンが剝がれていたり、隙間風が吹いたりと非常に傷んでいた駅舎でしたが
2017(平成29)年、日本テレビ系『24時間テレビ』の企画によって、タレントのヒロミさんが
本銚子駅の駅舎をリフォームしてくださいました。

 
 

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関東最東端の海鹿島(あしかじま)駅。
明治中期まで、海鹿の生息地だったことが駅名の由来となっています。

温暖な気候で海水浴場もあり、昔から保養地だった海鹿島には、多くの文人墨客が訪れています。
銚子出身の国木田独歩の詩碑、竹久夢二詩碑、尾崎咢堂歌碑、小川芋銭句碑があります。
句碑は、それぞれ駅から、徒歩約10分圏内にあります。

 
 

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笠上黒生(かさがみくろはえ)駅。 某ヘアケア社より「髪毛黒生」とネーミング。
ユニークなこの名前にあやかりたい方に、人気の駅だそうです。

駅周辺は、夏はトウモロコシ、秋から冬はキャベツ畑の田園の中を走ります。
季節によって、表情が違う車窓からの眺めが見られます。

 
 

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銚子のメイン観光スポット犬吠埼にいちばん近い駅。
駅周辺には、犬吠埼灯台や観光ホテル、地球の丸く見える丘展望館等の、人気の観光スポットがあります。

 
 

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2013年1月、銚電の2車輌が脱線事故を起こしたが、修理費が出せず、運行できないままと
なっていました。
「もう一度走ってほしい」「修理費を集めよう」と立ち上がったのが、多くの生徒が通学に利用する
県立銚子商業高校の生徒たち。

地域活性化をテーマにした課題研究の中で、銚電応援チームを発足させた。

生徒たちが考えたのは、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)。
CFサイトで約2ヵ月間、募金を呼びかけた他、乗降客にも訴えるなどした結果、400人以上の人々から
当初の目標300万円を大きく上回る484万3千円が集まった。

同校生徒の銚電応援活動は今も進められており、「銚子の新商品開発」チームがプロデュースした
キャベツメロンパンやぬれ煎餅アイス、夏季限定の銚子メロンアイスの他、銚子の名産品、
銚子電鉄のグッツなどを、ここ犬吠駅にて販売。

収益金は全額銚電に寄付されています。

 
 

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外川(とかわ)駅は、銚子電鉄の終着駅です。

NHK連続テレビ小説「澪つくし」(1985年放送)の舞台にもなった外川。
ノスタルジックな駅舎や町は、とても魅力的で写真を撮りに来るお客様も多いです。

 
 

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外川駅構内に展示されている、かつて銚電の主力車両として活躍した車両「デハ801」

老朽化して現役引退した車両を県立銚子商業高校の生徒が取り組んだ
地域活性化プロジェクトの一環として、県内の塗装工事会社などの全面協力により
新車同様の外観に仕上げました。

無論線路を走ることはできないが、外川駅構内に無料公開されています。

 
 

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終点外川駅です。

 

2010年9月23日 「デハ701・801」  銚子電鉄ラストラン