アイガモ農法・美濃輪さんの挑戦

鴨鍋料理にしてみました
 

 

5月18日

合鴨農法とは簡単に言うと、水田にカモを放鳥して水田の虫や草を食べてもらい、農薬散布を行わずにお米を育てる方法の事です。
やってみるとなかなか難しそうでした。
取材途中でいろいろ話したのですが、まず田んぼが平らでなければならないそうで昨日も水の少ないほうには合鴨は移動してくれませんでした。

周りの囲いの網も下をしっかり固定しないと逃げ出してしまって、昨日も数羽が脱走してしまいました。

合鴨とは名前の通り人間の作り出したカモで、アヒルとマガモの交配種で飛ぶことは出来ません。
自然には存在しないカモで、野生化させると生態系を乱しますので放鳥は固く禁じられているそうです。
秋に米の収穫と同時に、親鳥になった合鴨はオーナーの皆さんに配分されます。

 

5月20日

早速見舞われた朝からの凄い暴風雨でした。
心配になったので午後天気の回復を見て様子を見に行ったら元気でした。

 

6月7日

合鴨大分大きくなりました。
人にも慣れて近づくと寄ってきます。

6月28日

もう立派な親鳥ですね
合鴨の親鳥は稲は本来は稲は食べないが、食べる草がなく、入れる羽数が多いすぎると、大きくなった合鴨は食べる事があるそうです。
ここが一番のポイントだそうで、動物の合鴨と植物の稲、どちらも生きているので両方の生き物のバランスをうまく生かすのが合鴨農法の難しい所です。

7月3日

合鴨は草は取りますが、「ひえ」はやはり硬いのか取ってくれないそうで夫婦で仲良くひえを抜いていました。

 

7月10日の様子です。
7月23日

大脱走、夕方6時撮影
美味しそうに育ちました。

7月30日

稲の穂が出始めました。
網の中に合鴨を閉じ込めないと、アイガモに稲の穂をつままれていまいます。
奥さんが懸命にこの二羽のアイガモを網の中に入れようとするも、どうしても
入ってくれません。

奥さん曰く、アイガモにも派閥があるらしいです。
相性の悪いのか、この二羽のアイガモどうしても、言うことを聞いてくれません。

8月10日

稲もたわわに実ってきました。
このお米と合鴨はオーナー制をとっており、お米と合鴨のセットで一万円だそうです。
早速私もオーナーの仲間入り、お願いしました。

8月20日

合鴨農法、間もなく収穫です。
収穫が楽しみです。あと1−2名余裕あるかもよ!!
希望者は大至急連絡願います。
合鴨生きたままよこすのかな???・・まさか!!??
合鴨は飛ばないってのは嘘です。数メートルは飛ぶし高さも2メートルは上がります。
奥さんは合鴨が何処から逃げるのか、ネットの下ばかり見ていたら、上から逃げていたとは、お釈迦様でも♪・・・・でした。
それから親鳥になると、目が緑色っぽくなるのも初めて知りました。
美濃輪オーナー、すべて始めてのことで、こちらは目を白黒させていました。(笑)

8月29日

昨夜は日本列島を襲ったゲリラ型の記録的豪雨。雨には強い合鴨でしたが、稲はかなり痛めつけられてかなり倒れてしまいました。
刈り入れを直前にして、これは大変です。

9月7日

今日は日曜日なので美濃輪さん、お勤めもお休みなはず、刈り入れをしているかと思い見に行ってみましたが、刈り入れは行われませんでした。
稲はたわわに穂も重そうに垂れ下がっています。
すでに周りの田んぼは半分くらい刈り入れが終わっています。


9月8日

いよいよ刈り入れです。

9月17日

青首がオス、白首がメスです。
オスの目が緑色に輝いてきました。
肉に脂身をつけるため、もう一ヶ月くらいこのまま飼育するのだそうです。

10月22日

立派な親鳥になりましたがが、合鴨たちは、まだ田んぼで騒いでいます。


肉鳥に仕上げるには、あと一か月ほど育てます。

10月30日

合鴨米10kが入荷した。